札幌市で営む写真屋さん「ガレージマッキナフォトグラフィカエンスージアスタ」(長っ)、略して「マッキナフォト」さんが5月1日で10周年を迎えるそうです。そんな節目を前に記念展として4月14日〜21日の会期で「マッキナ十周年記念展」が開催されます。
千葉県に住む私ですが、私にとってマッキナフォトさんはとても思い入れのある写真屋さんなのです。2011年の冬にハッセル500C/Mを購入し、最初に撮影をしたのが旅先の札幌でした。初めての中判カメラで手探りながらも2本のフィルムを撮りきり、現地でプリントを頼むつもりでいたのがマッキナフォトさんでした。まだ西11丁目駅最寄のASビルという雑居ビルの一室にあった頃です。店名とドアのみで店内を確認できない店構えに「なんて入り難い店なんだ」と当時は思いましたw ところが実際に店内に入ってみると、写真で埋め尽くされた壁に中古カメラ群、車にバイク関連のアイテムが乱雑に溢れる大人の秘密基地みたいな空間で、なんか「おーっ」ってなったような。緊張もあったので記憶が曖昧だけど、札幌に旅行で来たこと、初めて中判カメラで撮影したことなどの話をし、フィルムを預けてサクッと帰ったと思います。それから千葉に帰る最終日にプリントを受け取りに再びお店に行ったのですが、プリントの確認の際「店長のお任せ」でお願いしていたプリントの仕上がりにはかなりの感動と衝撃を受けました。そもそも私にとって写真は記録媒体のような感覚しかなかったのです。学生の頃からいち工程のように同時プリントを注文し、出来上がった写真を結果として受け入れてきました。そんな写真を当たり前と認識し、趣味として写真を始めてからもチェーン店で普通にプリントしていたわけです。…なもんですから、マッキナフォトさんで丁寧にプリントをしてもらった写真の色味が素敵すぎてプリントの概念が変わりました、この時に。ホント、マッキナフォトやべぇ!!!ってな感じw 飛行機の時間もあったので受け取って帰ったのですが、空港に向かう電車の中で、余韻に浸るように2Lでプリントしてもらった写真をずっと見ていたのを未だに憶えています。それからは郵送でプリントをお願いするようになり、札幌までワークショップに参加しに行ったり、スノーボードで北海道に行けばお店に遊びに行ったりと、徐々に店長にも馴染んでもらえるようになりました。一つエピソードがあって、何年目かに「お店を閉める」発言があったのです。やっと馴染んできた頃だったので、閉店を見届けようとわざわざ行ったこともありました。結局、冗談だったのですけど。何度か飲みも行ったし、菊水のお店でラムしゃぶをご馳走になったこともあった。なんやかんやお世話になりっぱなしです。しかし近年は写真を撮る量が減ってプリントの発注もなかなかできず、足の怪我でしばらく札幌には行けてませんでした。そんななか、記念展の話を知り、この節目に少しでもお手伝いが出来ればと思い、参加させていただくことになりました。
今回の展示は参加者全員が店長からの司令を受けてお題に沿った作品を提出するというレギュレーションになってます。フィルムカメラやデジタルカメラ、スマホカメラなど、様々なカメラで撮影された写真を店長が意図を汲み取りながら丁寧にプリントする。そんな作品が揃う展覧会です。写真屋さんらしい企画だと思い、とても楽しみにしています。私は久しぶりに札幌に行き、実際に展示を拝見する予定です。お店が移転してからは初めてなので、それも楽しみです。会場となる札幌は関東からは遠いですが、札幌にお住まいの方、ちょうど札幌に用事があって来ている方などいましたら、ぜひギャラリーにお立ち寄り下さい。
——————————————-
「マッキナ十周年記念展」
会期:2018年4月14日(土)〜21日(土)
場所:庭ビル2Fギャラリー(大通西17丁目D&DEPARTMENT)
営業時間:AM11:00〜PM19:00(日曜・月曜定休日)
ガレージマッキナフォトグラフィカエンスージアスタ
http://macchinafoto.com
庭ビル
http://niiiwa.com
——————————————-


初めてプリントしてもらった時の写真。(中島公園)
コメントを残す